Orthodontic treatment
矯正歯科治療の役わり
矯正歯科治療とは、悪い位置にある歯を顎の骨の中で少しずつ動かし、また顎を良い方向に動かすなどして、正しくきれいな歯並びや噛み合わせを作る治療です。
歯並びは、機能(食物を噛み切る、噛み砕く、消化を助けるなど)と審美(見た目の美しさ)に大きく影響します。つまり、歯の正常な咀嚼機能を取り戻し、健全な身体と心をつくるための治療が、矯正歯科治療なのです。
こんな症状に心当たりありませんか?
悪い歯並びを総称して「不正咬合」と言います。不正咬合は、心身に次のような悪影響を与えます。
- 虫歯や歯槽膿漏になりやすい
- 良く噛めないために、胃腸障害が起こる
- 顎の成長や顔のかたちに影響し、不調和をもたらす
- 正しい発音がしにくい
- 口元が気になる(審美的要素とコンプレックス)
治療対象となる歯並びの種類
治療対象となる歯並びの種類はこちらです。
該当しない症状でも改善出来るケースはございますのでお気軽にご相談下さい。
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叢生(八重歯・乱ぐい歯)
歯が一列に並びきらず、デコボコになっている噛み合わせ。
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上顎前突(出っ歯)
上の前歯や上あごが前へ出ている噛み合わせの状態。
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反対咬合(受け口)
下の前歯が上の前歯より前に出ている噛み合わせ。
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上下顎前突
上下の前歯が前へ出ている噛み合わせ。
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過蓋咬合
上の前歯が下の前歯に深くかぶさっている噛み合わせ。
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開咬(オープンバイト)
奥歯はしっかりかんでいるのに、上下の前歯の間にすき間が開いている噛み合わせ。
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空隙歯列(すきっ歯)
歯と歯の間にすき間がある噛み合わせ。
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交叉咬合(クロスバイト)
上下の奥歯が横にずれているかみ合わせ。下の奥歯が外側になってしまっている。
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鋏状咬合(シザーズバイト)
上下の奥歯のうちの1組または複数組が、噛み合わずにすれ違ってしまう状態。
矯正治療の流れ
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初診相談
- お電話で問い合わせ頂き、相談日の予約を行う
- 問診票の記入、カウンセリング
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検査
- 写真・レントゲン撮影、口腔内診査、模型・唾液検査
- 診断のお約束(約2週間後以降)
※後日、お電話にて予約・キャンセル・変更が可能です。
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診断
- 初診検査の結果を分析・診断
- 治療プラン、治療費のご提示(約60分)
- ご契約
※十分にご検討いただき、納得していただけたら次回の治療開始時にご契約書をお持ちください。
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動的矯正治療
- 矯正装置の装着(約60分)
- 治療スタート 月に1回の来院(毎回約30分~60分)
- 動的矯正治療終了、ブラケットの除去、保定装置(リテーナー)の装着
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定期健診
- 保定装置(リテーナー)の調整、クリーニング
- 保定期間3~6ヶ月に1回来院
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治療完了
矯正装置について
当院では様々な装置の中から患者さまお一人お一人の症状にあわせた装置を選択致します。
成人の患者さま
永久歯列期の治療(本格矯正治療)
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透明な矯正装置
(マウスピースタイプ)目立たないだけではなく、取り外しができるため、食事やブラッシングがしやすいというメリットがあります。表からは全く見えないため人に気づかれる事はありません。
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白い矯正装置
(表側に付けるタイプ)全ての歯並びに対応でき、費用が抑えられるメリットがあります。白い装置を使用するため、あまり目立ちません。
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見えない矯正装置
(裏側に付けるタイプ)表側から見えないため、人に気づかれずに治療ができるメリットがあります。当院では、マウスピース矯正治療において補助的に使用します。
小児の患者さま
固定式タイプ ※患者さん自身では取り外しできません
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クワドヘリックス
(側方拡大装置)歯列の幅を広げるための装置。
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リンガルアーチ
噛み合わせを改善するための装置。
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ナンスのホールディングアーチ
奥歯が前に動くのを抑える装置。
取り外しタイプ
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拡大プレート
歯列の幅を広げるための装置。
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バイトプレート
噛み合わせを浅くするための装置。
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バイオネーター
上と下の歯の噛み合わせを改善するための装置。
矯正治療が終了した患者さま
保定装置(リテーナー)
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フィックスリテーナー
(固定式タイプ)前歯の裏側に装着し前歯の位置を厳密に維持する為の装置。
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クリアーリテーナー
(取り外しタイプ)きれいになった歯並びを安定させ、維持するための装置。
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ベッグリテーナー
(取り外しタイプ)きれいになった歯並びを安定させ、維持するための装置。
矯正期間中の予防治療
矯正治療期間中はお口の中に装置が入るため、歯磨きが難しくなり、清掃不良になりやすいものです。
そのため、矯正治療期間中に歯肉が腫れたり、虫歯にかかりやすくなってしまいます。
当院では矯正治療期間中に虫歯や歯周病を進行させないために、予防治療を並行して行っています。
「歯並びは良くなったけれども、虫歯がたくさん出来てしまった!」という残念なことにならないようにしましょう。
メタルブラケットに比べるとややコストはかかりますが、セラミックブラケットは目立ちにくいだけなく、ワイヤーとブラケットの摩擦が少ないため歯が動きやすいので、治療中の痛みも軽減することが出来ます。
唾液検査の結果、虫歯や歯周病の危険度により次のような予防内容から、患者さん一人一人に合わせた予防治療を選択して行っております。
虫歯・歯肉炎の予防(一例)
- 歯垢(プラーク)の染めだし
- ブラッシングのレッスン
- ブラッシングのチェック
- PMTC(歯のクリーニング)
- フッ化物の塗布(トレー法)
※フッ化物塗布に関しては、別途料金が必要になります。
- 矯正歯科担当医
岩田直晃
- 日本矯正歯科学会 認定医
- インビザライン専門医(インビザラインスーパードクター)
- 東京歯科大学歯科矯正学講座 非常勤医局員
- 東京歯科大学卒業
- 東京歯科大学歯科矯正学講座 卒後研修課程修了
- 東京歯科大学水道橋病院矯正歯科 勤務
- 東京都文京区本郷の水道橋駅近くにアールエフ矯正歯科を開院