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(続)「非歯原性疼痛」について
最も罹患率の高い「筋・筋膜性歯痛」{ 咬筋、側頭筋、顎二腹筋に生じたトリガーポイントから関連痛として歯痛が生じる}一番の原因は噛みしめ等による持続的筋緊張。
対策は噛みしめ等の行動をやめる指導、開口ストレッチで筋緊張を緩める指導。
二番目に罹患率の高い「神経障害性歯痛」従来の歯科では知られていませんでした。
神経の信号が伝わりにくくなることで知覚低下が起こります。傷害された神経は、過敏になり本来は痛みが生じない弱い刺激でも痛みが起きたり痛みの反応が強まったり、反応する部分が拡大したりして違和感や痛みが自発的に出たり誘発されやすい状況になったり、痛みの範囲が広くなったりします。
対策は神経障害による知覚低下の回復ではなく、過敏になって痛みを生じている神経を鎮めることです。薬物療法を行います。三環系抗うつ薬が第一選択になります。
2017.01.05