日本では明治初期まで既婚女性が歯を黒く染めていたことを知ってましたか?

現在、白い歯は健康・美しさの象徴ですが、「お歯黒」という風習がありました。
日本では、平安時代に貴族階級が歯を黒く染め成人であることを表していました。
戦国時代には成人男子もお歯黒をしていました。

江戸時代に入ると一般庶民にも浸透し始め元禄時代には全国各地に広がりました。
そのころに男子のお歯黒は姿を消しました。

女性が婚約・結婚を迎えてはじめて染める風習となり既婚女性の象徴になりました。
お歯黒の風習は、明治の近代化政策によりちょん髷や帯刀と共に禁止され次第になくなっていきました。大正時代にはほぼ全国からお歯黒の風習は無くなりました。

2018.01.14

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